2024年9月14日・15日に広島県三原市で開催された日本うつ病作業療法研究会による第4回学術大会に参加し、分科会(産業保健作業療法研究会)では、産業精神保健に関する私の学会発表や原著論文についてなどをお話しさせていただきました。
分科会はワールドカフェの形で参加者がテーブルを移動しながら「産業保健領域で作業療法士が担える役割」について意見交換を行いましたが、様々な意見が交わされて有意義な時間となりました。
私からは、働く人を対象として一次予防を実践する作業療法士の属性、担っている役割、実践内容の概要などをお話しさせていただきました。
作業療法士の多くはリハビリテーション専門職として医療分野にいるため、まだまだ産業精神保健を含めて保健領域に携わる作業療法士は限られている現状です。
ですが、作業療法は「国民の健康と幸福を促進する」ことも基本理念の一つとしているので、日々頑張られている働く人にも貢献するために、どのような役割を担えるか、作業療法の理論やエッセンスをどう活用すると産業保健領域に貢献できるか、実践と研究を通じて今後も追及していきたいと思います。
このあたりの取り組みは、今後も適宜こちらでも発信していきたいと思います。
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