top of page
検索
執筆者の写真sign Any

テマヒマとヒトテマ


2月3月と、冬と春が交錯するような気候が続き、例年のような季節感を味わいにくいまま今年度も残り数週間となりました。


年度末の忙殺が続いてこのまま新年度に向かう方もいれば、慌ただしさもひと段落して一息ついている方もいたりと、お仕事や立場によって様々な状況の年度末だと思われます。

転職、引っ越し、卒業、異動、退職などなど、3月は多くの方にとって大きな節目になりやすいので、いつも以上に効率性やいわゆるタイパを求めがちかもしれません。


私自身も、「4月に入ればきっと少し落ち着くから、5月の連休まではもう少しこのまま走り続けよう」と、ペースを緩めることなく働いた経験をしています。

そんな無理をしてしまっていた当時、連休に入った途端に帯状疱疹になったことは良い教訓と思い出です。貴重な連休を静養に費やしたことも良い経験になりました。


そういった経験もあり、忙しい時にこそ「テマヒマ・ヒトテマ」を大事にするようにしています。


例えば、同じ珈琲を淹れるのでも、敢えて豆を挽いてハンドドリップする一連の流れはとても良い「テマヒマ・ヒトテマ」だと感じています。

豆を好みの細かさに挽いたり、きちんと粉を蒸らしたり、カップを温めたり、ネルドリップにしたり、普段使っていないカップ&ソーサーを取り出したりなどの手間。

自宅で豆を焙煎したり、いつもと違う豆を取り寄せてみたりもいいと思います。


カレーライスを作るのでも、玉ねぎを丁寧に飴色になるまで炒めたり、ホールスパイスを調達して加えたり、初めての隠し味を加えたり、ライス型でご飯をよそってみたり、サフランライスにしてみたりなどの手間。


どのようなことでも、いつもよりちょっと手間暇やひと手間をかけてみることで、結果的に目の前の活動をじっくり行うこと、向き合うこと、味わうことにつながり、いつの間にか無心になっている自分を体験するかもしれません。


それら敢えての手間は、束の間のちょっとした充電やこころの息継ぎ、活動しながらの休息になると感じています。

気忙しい年度末だからこそ、活動しながらの休息として「テマヒマ・ヒトテマ」を取り入れてみませんか。

「テマヒマ・ヒトテマ」のバリエーションは、きっと人の数だけあるのだと思います。




閲覧数:19回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentarios


bottom of page