年度末が迫る中、慌ただしく気ぜわしい日々を送る方も多いと思われる2月の末です。
この時期は多くの方にとって、ライフイベントが重なりがちな時期になりますね。
そんな日々の中にいると、一息つく暇もなく走り続けている自分に気づくことがありませんか。
私自身も、回し車を走り続けるような日々と、瞬く間に次の年度がやってくる切れ目のないループの感覚を過去に経験しました。
そんな目まぐるしく緊張の糸が緩むことのない時、ふと自分のあらゆる動作が速いことに気づかされました。また、動作が荒っぽくイライラしていることにも気づきました。
オンタイムで常に時間を意識して管理し、効率を求めるがゆえに、オフタイムでも動作が速くなっていました。
それ以来、そんな自分に気づいた時は、敢えてあらゆる動作をなるべくゆっくりにすることを心掛けています。
はたから見たら動画のスローモーションのようで、滑稽に見えるかもしれません。
でも、このスローな動作と活動が不思議と心を落ち着かせます。
手や顔を洗う時。パジャマから着替える時。
食器を洗う時、拭く時、しまう時。
珈琲や紅茶を淹れる時、飲む時。食事を食べる時。
洗濯物を干す時やたたむ時。掃除機をかける時。
お風呂で頭や体を洗う時、流す時。
どのような日常生活の動作であっても、いつもよりゆっくり行うだけで、呼吸はゆっくりと深くなり、心なしか気持ちにゆとりが生まれると思います。
そして、それぞれの動作や活動から得られる五感などを味わえるようになると思います。
勿論、時間に余裕がない時ではなく、急ぐ必要がない時と場合に。
お仕事先では、休憩や昼食時間の飲食などをゆっくりにするのもいいと思います。
心にゆとりが少ない時こそ、あらゆる動作や活動を、いつもよりゆっくりにしてみませんか。
そういったことも、自分のこころにとって ”急がば回れ” になるのかもしれません。
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